黙然日記(廃墟)

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ラーメンと薬味。

 以前、納豆そばにはカラシかワサビか、結局七味ぐらいしかないという話を書きましたが*1、料理によって、あるいは素材との相性によって、薬味が変わってくるのは当然のことですね。
 さて、ラーメンに合う薬味はなんでしょう。たいていのラーメン屋では卓上にコショウの壜が置いてあるりますが、これはなぜなのか。たとえば、味噌ラーメンには七味とか唐辛子系の薬味を使うし、九州系とんこつにはコショウはどうしても合わない。紅ショウガとか、そういうものになるわけですね。コショウを振っていちばん合うのは東京系醤油味なんですが、これはなぜか。
 ラーメンと離れてスープ全般について考えると、鶏ガラスープ、さらに鶏肉全般にはコショウが合うというか臭みを消すためにほとんど必須のものなんですが、なぜかこれはあまり認識されていないようです。鶏ガラスープにコショウが必須ということは、東京ラーメンあるいはあっさり系塩ラーメンとかタンメンとかにも、コショウが必須になるわけで。とんこつスープにコショウは、合わないことはないけど無意味なんですね*2。ところで魚系のスープにはなにが合うのかね。おろし生姜なんかいいかもしれないけど、試してないのでわからん。
 あと、最近のラーメン屋は粗挽き黒コショウの缶を出しているところが多くて、これは中華風の味付けには全然合わないので、そのへん考え直してもらいたい。コストがさほど変わるわけじゃなし、白黒合わせて細かく挽いたコショウでないとラーメンの薬味にならないんだって。

*1:http://d.hatena.ne.jp/pr3/20050726/1122382518

*2:豚肉には粗挽きコショウが合うので、とんこつに合わない理由はいまいち不明なんですが。