黙然日記(廃墟)

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産経「主張」の自然観。

 ペペロンチーノとかトマトソースを作るとき、アンチョビがなければ(切らしてるとか、高くて買ってられないなどの理由で)、700ml 198円のナンプラーをオリーヴオイルで炒めれば代用になる、という話は、もうしましたっけ。最近物覚えが悪くて。油跳ねには気をつけてください。

【主張】国旗国歌 敬意払うのが自然な姿だ - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/150625/clm1506250002-c.html

 「自然な姿」と「強制する」は対立概念と言ってよいのですが、わかっているのでしょうか。わたしだって、国家の象徴に自然に敬意を表することに反対はしていません。強制に反対しているのです。以前から言っているように、国立学校で国旗を掲げることはアリだと思います。県立学校では県旗を掲げることを前提とするならば。そういう前提がないとき、具体的には公立学校にも国旗国歌を強制している文脈で国立学校に国旗国歌を強制するのならば、それは反対せざるを得ません。平和憲法を掲げる日本国の国旗国歌が、重大な負の歴史を背負っているという事実を、下村博文文部科学大臣安倍晋三政権、そして産経新聞は、正面から見据えなければならないはずです。だから本当は国旗と国歌を変えた方がいいのですが、特に国旗に関しては他にいいアイディアがないので、しかたありません。
 何度も同じことを書いてもしかたないのでこのへんにしておきますが、安倍政権と産経新聞には、「国家が国民になにかを強制する」ことの重大さを認識してほしいのです。それが絶対に許せないとは言いませんが(納税とか)、それが当たり前だと思わず、いちいち意味を考えるべきなのです。