産経論説委員の唱歌観。

【日曜に書く】ＧＨＱの呪縛を脱し日本人の音楽を取り戻そう　論説委員・河村直哉 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/print/160911/lif1609110031-c.html

　また、たわけたことを言っていますね。戦後の日本には軍隊もなく兵隊さんもいないので（タテマエとしては）、子供にも馴染みがなく、童謡唱歌からも消えるのが当たり前です。
　《戦争の時代を懸命に生きた先人の、実際の姿を忘れることになる》。戦争ばんざい、がんばれ兵隊さんで意思統一を強制されていた時代のことを忘れてはなりませんが、それは元の歌を歌い継ぐことでしかできないのでしょうか。どう考えても、別の道だと思います。ていうか、このたわけが。
　神武東征をモチーフにした戦前の曲が、《封印》されていたのを復活上演したといって威張っていますが、20世紀の現代音楽はろくなものがなくて時間が経てば忘れ去られるのが当然だろうと思っています（個人の主観です）。