産経「主張」の対案の扱い。

　反戦の理由としては、「自分の子供を死なせない」よりは、「他国の子供を殺さない、自分の子供を人殺しにしない」の方が、訴えとしては効果的な気がします。その方が実感があります。

【主張】安保法制の対案　採決遅延の道具にするな - 産経ニュース
http://www.sankei.com/column/print/150712/clm1507120002-c.html

　「野党の分際で与党様のずくことを邪魔するな、おとなしく採決を受け入れて安倍様の施政を滞りなく進ませよ」と、だいたいこのように要約できます。
　維新の党による集団的自衛権を前提とした対案も賛成できるものではありませんが、比較してみると、与党案がいかに出鱈目で野放図な軍事力の行使を目的としたものであるかがはっきりします。いちいち比較してくれているので、論点がはっきりして、そこは助かりますね。安倍晋三政権による与党案の暴力性が明確になるという意味で。