緑の太陽。
watchネタがないので、例によって暇ネタを。
『進め!ゴレンジャー』(作詞:石ノ森章太郎)、♪バンバラバンバンバンじゃない方の主題歌の歌詞に、「緑の明日の風」というフレーズが出てきます。ここまでは良くても、2番の「緑の希望の幹」、3番の「緑の朝の陽」には、違和感を持つ人が多いようです。ところで、「緑」とはなんでしょう。色の名前としても使われますが、それは本来「緑色」という形で、紅(植物名)の色だから「紅色」、灰の色だから「灰色」というのと同じ形です。「みどり」単独では、「生まれたばかりの」「成長中の」という意味を持ちます。だから「みどり児」「みどりの黒髪」なども、おかしな表現ではありません。ただしやはり「木々のみどり」がもっとも一般的で、単に「緑」と言えば植物の「みどり」を指すようになり、さらに色の名前となったわけです。吹く風も成長中の樹木も朝の太陽も、「みどり」でいいのですね。石ノ森先生がどこまで意識して作詞されたかはわかりませんが。