黙然日記(廃墟)

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産経「正論」と歴史の教訓。

 ハイブリッド猫耳娘。(レトロネタで笑いを取るパターン)

【正論】崩壊した対岸の国の「法治主義」 筑波大学大学院教授・古田博司:イザ!
http://www.iza.ne.jp/kiji/column/print/150120/clm15012005020001-c.html

 あいかわらず、なにが書いてあるのか、なにが言いたいのか、中国・韓国を差別する目的以外は読み取れません。中世の法律が現代から見ておかしいからと言って(しかし「人の尊厳を傷つけたら百叩き」というのは、そんなに理解が難しでしょうかね)、中華文明圏と朝鮮半島に法治の概念がなかったと言い張るのは無理があります。朝貢外交にしても、その合理性(塞外民族を手なずけ他民族も平等に扱う)を無視してなにやらあげつらっていますが、よく読んでみると、なにがなんの批判になっているのかわかりません。朝鮮は中華とのつきあいが長いのでうまくやった、というだけです。
 冒頭で、「歴史から学ぶことはなにもない、方向性を示すだけだ」と独自の論を述べていますが(進歩史観?)、わたしは歴史から教訓を得られると思っています。その教訓のひとつは、「こういう没論理で権勢におもねる輩は、いずれ化けの皮をはがされる」というものです。こういう輩を国立大学院の教授とか日韓教科書研究会のメンバーにした人々は、今からでも猛省してしかるべき措置を執るべきかと思います。