黙然日記(廃墟)

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産経「正論」、進歩なし。

【正論】憲法改正へ積極的議論の時だ 日本大学教授・百地章:イザ!

http://www.iza.ne.jp/kiji/column/news/141218/clm14121805020001-n1.html

 産経新聞「正論」欄も、百地氏も、この半年間まったく進歩がなくて嬉しいですね。
 先の総選挙は、たしかに自民党公明党連立政権が圧勝しました。これをもって「憲法改正のとき」と言っているわけですが、どこまで正気でしょう。この結果を安倍政権への信任と見るのはいいとしても、それは経済政策に対するものでしょう(アベノミクスへの批判はまた別にしたいと思います)。それを、靖国神社参拝が無条件で信任された、ひいては戦後レジームからの脱却(笑)が選択された、という百地氏の論理は強引そのものです。それなら、この選挙結果における次世代の党と新党改革の惨敗や共産党の躍進は、どう説明づけるのでしょうか。
 改憲を実現するために、緊急事態条項の追加を主張していますが、改憲のための改憲というべきで、愚かしいと言うほかはありません。産経も百地氏もあいかわらずで、よかったよかった。