黙然日記(廃墟)

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天に唾する安倍政権と産経。

菅直人氏の悪しき“置き土産” 再生エネ買い取り制度2年で崩壊:イザ!

http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/141219/lif14121905400003-n1.html

 塩原永久記者。民主党連立政権、なかんずく菅直人政権の実績をことごとくdisりたい安倍晋三政権と産経新聞ですが(そういえば菅氏と安倍氏名誉毀損訴訟はどうなってるんでしたっけ)、今度はここです。
 発電事業者の参入を促し、エネルギー自給率をなにがなんでも向上させるのが制度の目的ですから、買い取る電力会社が割を食うことは最初からわかりきっていました。それを前提で、場合によっては価格転嫁して消費者が負担し国民みんなが我慢することになっても、再生可能エネルギーを普及させよう、原発を廃止しよう、これを文字通り自分の政治生命を賭けても実現しよう、というのが菅政権の政策であり、これに真っ向から対立するのが安倍政権と産経新聞の行き方です。「再生可能エネルギーにシフトしていく」という選挙公約に書いてあったこととはまったく違い、原発をフル稼働し、次に低コストの火力に頼れれば、国産自給エネルギーである太陽光や風力なんか必要ないもんね、というのが、彼らの政策です。安倍自民党が公約に書いたことが嘘なのは、現実の政策を見ていればわかります。なぜそうなるのかと言えば、こうすれば電力会社が(短期的に)儲かるからです。大企業優先、国民も長期的国益も無視するアベノミクスの思想は、ここでも貫かれているのです。この思想にべったりなのが産経新聞なのは言うまでもありませんが、大企業でもないくせになんのつもりで、こんなデマゴーグをやっているのでしょうね。