産経記者の南北朝鮮観。

　6/29分です。『仮面ライダーフォーゼ』 『宇宙鉄人キョーダイン』。懐かしいですね。兄弟二人が力を合わせると1京ダインのパワーを発揮するのですが、それは設定だけの問題だからいいとしても、主題歌で「京」を「きょう」とはっきり発音しちゃってて、なにかと問題にされています。当時はまだ、国の借金が0.1京円とかまして電子頭脳が1秒間に1京命令を処理するとか考えられない、京という単位が無量大数と同じぐらい身近ではない時代だったんですね。（ネタがなくなるとすぐ昔の特撮やアニメに逃げるので注意してください）。

【朝鮮半島ウオッチ】前代未聞の中韓ＶＳ．日朝　朴槿恵氏は中国に、金正恩氏は日本に秋波＋（1/4ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140609/kor14060907000009-n1.htm

　本日ははっきり言ってネタがないので、無理矢理です。久保田るり子元ソウル支局記者、というかニューヨーク支局長を経て今は外信部編集委員ですが、産経新聞ソウル支局駐在員でも黒田勝弘大記者や水沼啓子記者と違って、比較的冷静な記事を書いていました。そういうわけで今回もそんなに面白くはありません。
　「中国と韓国は『反日』で手を結んでいる」というのは産経論説の定番、基本的な世界観のひとつですが、さらに今回の日朝会談を受けて「対抗して日朝が手を結んでいる」というのがこの記事の驚くべき指摘です。中韓は普通に仲良くしていて、日本が本来いるべき位置から自ら遠ざかっているだけなのに、産経からはそうは見えないんですね。北朝鮮がなにを考えて宥和策を採っているかわかりませんが、仮に日韓離反のタイミングを見て日本に接近している、関連して安倍晋三首相の訪朝が実現するとしても、それで日朝関係が基軸化するとは言えません。いくら金正恩体制と安倍晋三体制が似ているとしても。まあそんなわけで笑い話として読めばいいコラムなのですが、産経の場合どこまで本気だかわからないからなあ。