産経の保守本流観。
4/28分です。ハッピーマンデーとかみどりの日とかやめてしまえば、今年のGWのありがたさが少しはわかると思うのですが。
【政治探究】砂防会館、反安倍の牙城に 長老組「保守本流」という名のリベラル復権狙い(1/5ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140428/stt14042815240004-n1.htm
村上智博記者が、張り切っています。自民党宏池会の古賀誠名誉会長と安倍晋三自民党総裁が派閥パーティーで火花を散らしたという話から始まり、宏池会といえば保守本流の牙城ですが、産経新聞と村上記者はどんな教科書でも説明しているこの事実を無視して、宏池会は保守本流ではないという扱いをしようとします。《自民党内での宏池会の政治信条は、保守というよりもリベラルだ》と「リベラルというレッテル」を貼り、リベラルは保守ではない、「保守」と呼べるのは真正保守である安倍氏ら清和会だけだ、ということにしたいらしいのです。「保ち守る」という保守の定義からいえば、清和会は反動であり宏池会こそ保守で間違いないのですが、村上記者はどうやら日本語を知らないようです。菅義偉官房長官が事あれば、副長官が月1回、長老詣でをすることで《そういう安倍政権の気配り》とふんぞり返っているのですから、呆れます。官房長官か幹事長が週1回、事あれば総理総裁自ら長老と面会するぐらいでなければ、「気配り」「長老の顔を立てる」とは言いません。いったい安倍氏や菅氏は、何年永田町で生きてきたのでしょうか。あとは宏池会内部の対立を楽しげに書いているだけなので略しますが、レッテル貼りと安倍政権への肩入ればかりが目立つ、典型的な産経記事でした。