産経「主張」の採択離脱観。

　4/13分です。

【主張】竹富町の教科書　法の無視は認められない（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140413/trl14041303060002-n1.htm

　沖縄県竹富町が教科書共同採択からの離脱を検討していることに関して、《これを認めるべきではない》と、何様だお前はと言いたくなるようなコメントを発しています。何様かといえば、ここまでして竹富町教育委員会が拒否している育鵬社の実質親会社なわけですが、だからこそ、ここまであからさまな逆上はみっともない、という日本人として普通の感性は、産経新聞社には期待できないのでしょうか。後半では、いかに育鵬社版教科書が優れていて竹富町は採択するべきであるかを強調するのですが、よくも恥ずかしげもなくこんな文章を社説として公表できるものです。そもそもなぜ、育鵬社版教科書がこれほど世間から拒絶されているのか、考えてみたことはあるのでしょうか。表面的には理解していても、それを「サヨクの陰謀」で片付けるのではなく、本当に（根本的な部分で）欠陥はないのかを考えることこそ、日本人として美しく、ジャーナリズムとして正しい行為ではないですか。