黙然日記(廃墟)

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産経野口記者の友軍観。

 4/14分です。新聞休刊日ですが、SANKEI EXPRESSおよび電子版は発行されており電波発振は止まりません。

【軍事情勢】韓国領内に「中国軍基地」が出現する日(1/5ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140414/kor14041408300001-n1.htm

 というわけで野口裕之政治部専門委員ことのぐっちが、またうんざりさせてくれます。《韓国は、歴史や領域問題で反日共闘を組む中国側のこの発言に共鳴したに違いない》という決めつけから始まります、というか、この決めつけしか根拠はありません。韓国が米中の「架け橋」「バランサー」になろうとすればそれは身に余るので中国に呑み込まれるだろう、「緩衝地帯」がお似合いだ、とか、米中への事大主義で三跪九叩頭の礼をするだろうとか、失礼ないことばかり言っています。済州島海洋基地に中国軍の寄港を認めるかもしれないとか、ほんとに、なにを根拠にのたまわっているのでしょうか。いやもうほんとに根拠がわからないので、なにを言っているんだろうこの人は、としか思えないんですが、どなたか説明できるでしょうか。のぐっち曰くの「反日包囲網」なる妄想的なもの以外の理由で。
 日本の集団的自衛権は、朝鮮半島有事の際に日本に集結する米軍・多国籍軍をサポートするためのものだ、だから韓国が反発するのはおかしい、と説明していますが、この説明もわかりません。そんなことのために、なぜ集団的「自衛権」が必要なのでしょう。
 《高麗や李朝時代に遡らずとも、潰走・逃亡は朝鮮半島文化であり続ける》あたりになると、失礼とか以前に呆然ですね。隣人にして友軍をここまで侮蔑した上での、野口記者の考える「安全保障」とは、なんなのでしょう。