黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経の海外講演観。

 4/9分です。あと少しだ。
 え、「島が危ない」第2部は連載3回で終わりですか。元国務委員が空自レーダーの3km先を通り過ぎた話は、通り過ぎただけで終わりですか。へええええ。外国人は、うかつに自衛隊施設のそばに寄れませんねえ。国際都市六本木では今この瞬間も(たぶん)、防衛省総本山の前を外国人が歩いているのですが、産経新聞宮本雅史記者は報道しないんですか? *1

民主・海江田代表、米で“告げ口外交” 「安倍政権は東アジアの不安定要因」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140409/stt14040911370003-n1.htm

 共同電をもとにした無署名記事です。産経新聞ワシントン支局は、海江田万里民主党代表の動向を取材する力もないんでしょうかね。
 民主党代表が、どこに行っても自党の立場を表明するのはあたりまえで、なぜそれが「告げ口」になるのかわかりません。《告げ口外交》、“言いつけ外交”という表現が最近の産経のお気に入りで、朴槿恵韓国大統領が米国などで演説することも同じ扱いをしていますが、どういう了見なのでしょうか。立場の弱い者は海外で自らの主張をするなということでしょうか。一方で、たとえば安倍晋三首相・自民党総裁が海外特に米国で意見表明すれば「堂々と意見開陳し渡り合った」と表現するのが産経の手口です。弱者には意見表明の自由もないというのが産経のスタンスなのでしょうかね。これが与野党逆転していたら、どういう扱いになるのか、興味深いところです。

民主大物、奔放… “造反”元首相は元気に国会質問、代表は米国で「告げ口外交」!?(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140409/stt14040922455004-n1.htm

 産経の“天敵”であるか菅直人氏の言動への批判に続いて、こちらでも海江田氏訪米を《告げ口外交》としています。前の記事との関連性はなく、複数の記者が独自に共同電をもとに書いているとしか思えません。紙面全体の構成はどうなっているのでしょうか。また、菅氏の言動と海江田氏の言動は何らの関係もないもので、一本の記事にまとめる意味がわかりません。「なんでもいいから民主党の悪口を言えればいい」と考えているのでない限り。

*1:追記:コメントあり。とほほ。