産経「正論」の三本の武器。

　2/17分です。

【正論】国を守るもう一つの「三本の矢」　駒沢大学名誉教授・西修（1/3ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140217/plc14021703160001-n1.htm

　《特定秘密保護法、集団的自衛権に関する政府解釈の変更、そして憲法改正》が、西氏の言うところの「三本の矢」だそうです。安全保障どころか、国を危機に陥れるための武器ではないかと思うのですが。繰り返しになりますが、繰り返しておきましょう。秘密を保護する法律は必要ですが、特定秘密保護法は周辺の整備がまったくできておらず、法律として施行するにはあまりに拙速で、それだけでも反対する理由になります。集団的自衛権は、保持しているが行使できないという政府解釈に難解なところはなにもなく、自衛隊が積極的に米軍を防護する理由も日米安保条約の主旨からしてありませんから、解釈変更は不要です。憲法改正もときには必要ですが、特に第9条に関しては、「戦争ができる国」にしたいのでない限り、改憲する理由はありません。西氏の「三本の矢」はすべて、必要がないか積極的に覆すべきものなのです。安倍晋三政権の経済政策「三本の矢」はその必要性が認められますが、二市氏が言うところの安保政策「三本の矢」は、絶対に防がなければならないものを並べてあると言ってもいいでしょう。