黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経渡部記者の押し込め観。

【日曜に書く】論説委員・渡部裕明 「主君押し込め」のすすめ(1/4ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140209/lcl14020903100000-n1.htm

 《「殿、ご乱心!」》といっても都知事選のことではありません、というボケは先に本人がやってしまっているので、すなおに橋下徹大阪市長の辞任と出直し再選挙について語りましょうか。ご乱心の橋下氏を、なぜ日本維新の会は止めないのか、ととがめています。これはまったくそのとおりで、そろそろ誰かが猫の首に鈴を付けるべきでしょう。独裁イメージで人気を得てきた橋下氏ですが、現在は、周辺が萎縮しブレーキが効かないという、独裁の悪い(危険な)面があまりに目立ちます。そもそも、大阪都構想に対する疑問は誰も出さないのでしょうか。二重行政の解消といいますが、東京都では都と特別区の二重行政が問題になり、都を解体して特別区を普通の市に昇格させる案が出ていることを、橋下氏や大阪市関係者、議会などは知らないのでしょうか。大阪都構想では二重行政は解消できません。そんなややこしいことをしなくても、大阪市を解体して現在の行政区を市に昇格させるだけですべて解決します。
 さて、ではこの渡部記者の「日曜に書く」のどこが問題なのかというと、自由民主党の機関紙を自らもって任ずる産経新聞として(ただし自民党には相手にされていません)、総裁の「主君押し込め」は唱えないのでしょうか。独裁者の暴走は危険なレベルに達しています。今こそ諫言が必要なときでしょう。