産経「主張」の打ちてし止まん。他。

【主張】名護市長選　辺野古移設ひるまず進め＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140120/plc14012003450005-n1.htm

　沖縄県名護市長選挙では、辺野古移設反対の現職が再選されました。推進派の産経「主張」は、威勢のいい掛け声で虚勢を張っています。そもそも、新聞があそこまであからさまに移設推進、現職落選を旗幟鮮明にすること自体、異常なのですが、産経にはよくあることです。《市長の権限を盾にとって〔中略〕阻止する考えを示している》とか。「盾にとって」というのは、とても中立の立場から書かれた表現とは思えません。今回の市長選では、いわゆる「民意が示された」わけで、名護市の総意は移設反対だということが明らかになったのですが、《名護市民がけっして移設反対一辺倒では》ないとか、推進派が一定数いることを強調していつまでもぐだぐだ言っているのがおかしいですね。もちろん少数派の意見も配慮すべきですが、どんな選挙のどんな泡沫候補にも一定の得票はあるわけで、言い出したらキリがありません。推進派の意見も、移設そのものより引き出される援助に賛成というもののはずなので、両立する方法はあるだろうと思います。現政権が懲罰的に財政支援を打ち切るようなまねをしなければ。まあそんなわけで、産経の空元気が面白い一文でした。

【編集日誌】島のエキスパートが警鐘 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140120/plc14012007300006-n1.htm

　昨日のトンチキ記事を宣伝するコラム。もともと紙面PRのためのコラムですが、乾正人編集長はそれを忘れていつまでも政治部長のような文章を書いていたので、普通にPRされるとびっくりします。しかし、対馬キャンペーンのあと那覇支局長になった宮本雅史記者（今の肩書きはなんなんだろう）が「島のエキスパート」ですか。ものは言いよう、とはこのことで。