産経「主張」のIPCC報告書観。

【主張】ＩＰＣＣ報告書　長期的視点で原発選択を - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131006/trd13100603110002-n1.htm

　6年ぶりのIPCC報告書ですが、6年前の産経はこんなにむきになって地球温暖化を危惧していましたかね。排出権取引にばかり熱心だった記憶があります。原発再稼動に利用できるものはなんでも利用してやろうという浅ましさばかりが鼻につきます。《「〔中略〕可能性が極めて高い」と断定する内容》というのは、いったいなにをトチ狂っているのかと思わせる文章ですね。《原子力発電は、大事故を起こすと広範囲の環境を長期にわたって損なう》と認めたうえで、それでも温室ガスの排出が少ないから環境にいいと強弁する厚顔ぶりには、いつものことながら、ほとほとあきれます。