黙然日記(廃墟)

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産経論説副委員長の体罰観。

【風を読む】「体罰」 人の道外れた生徒に言葉通じないとき 論説副委員長・別府育郎 +(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130625/edc13062510050000-n1.htm

 学校での体罰は絶対に否定されるべきです。1行で結論を出してしまいましたが、他に結論はありません。学校内で人の道を外れた生徒がいたら、警察沙汰、司法沙汰にすればいいでしょう。そのための国家の暴力装置です。「人の道を外れる」で別府記者がなにを想定しているのかこのコラムからはわかりませんが、未成年者喫煙にしろ暴力にしろ違法行為であり、警察の扱う範疇です。警察に任せたくないのだったら、学校の行える範囲、つまり体罰(暴力)を使わない指導に徹するしかないでしょう。
 これがたとえば、会社だったらどうでしょう。後輩や部下への指導ということはありますが、そこで愛のムチと称して暴力をふるうことなど考えられるでしょうか。そのぐらい非常識がまかり通っているのが学校という現場であり、非常識を推奨しているのが産経新聞の論説に多くの責任を持つ別府副委員長なのです。