黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経「主張」の民主党マニフェスト観。

【主張】民主の参院選公約 党再生へ道筋がみえない+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130626/stt13062603210000-n1.htm

 民主党参院選マニフェストが発表され、さっそく産経「主張」は噛みついています。アベノミクスが軽視する中間層に厚く配慮し、切り捨てられようとしている社会福祉を重視したマニフェストは、間違っているとは言えません。産経は「財源はどうする」の一点張りですが、景気回復による税収改善と消費税増税で(これはあまりやってほしくないのですが)いちおうの目途は立ちます。景気回復に向けたアベノミクス第一の矢、インフレターゲットを含む金融緩和を始めたのが民主党政権時代であることは、強く指摘しておく必要があります。中間層重視については、産経も否定できなかったものと見えますね。また、2030年代までの脱原発という、きわめてぬるい目標に対してさえ「非現実的だ」と、まことに非現実的な非難を浴びせています。保守二大政党制を唱える産経としては民主党に頑張ってもらわねばならないのに、根本のところで民主党嫌いなものですから、つい前向きでない批判を混ぜ込んでしまうわけですね。