黙然日記(廃墟)

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産経「主張」の道義国家観。

【主張】安全保障と憲法 「軍」が道義国家支える 自立し日米同盟に双務性を - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130428/plc13042803250002-n1.htm

 産経「国民の憲法」要項に基づく「主張」欄も三日目を迎えました。今日は第三章「国防」、一般的には改憲案のキモになる部分です。「戦争放棄」の理念を放棄し、「戦争ができる国」にしてしまおうという野望に基づいた条文なのは言うまでもありません。
 文中でも触れられていますが、戦争を体験した《国民に反軍機運が強く》「戦争は二度とごめんだ」というのが我々の父祖の願いであったのです。《護憲派は第9条改正の動きに「戦争ができる国にするのか」と人々の敗戦トラウマに訴えた》というのは歪んだ見方で、国民が心からそれを願っていたことを無視したものの言い方でしょう。この産経憲法要項を含めた九条改正が「戦争ができる国にする」改正であることは間違いない事実です。「自営」を口実に植民地を橋頭堡に各地に攻め入った歴史を、我々はけっして忘れていないし、忘れてはなりません。