黙然日記(廃墟)

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産経「主張」の駄々っ子ぶり。他。

俳優の西沢利明氏が死去 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130416/ent13041613100012-n1.htm
 「宇宙刑事ギャバン」「水戸黄門」などテレビの刑事ドラマや時代劇のほか、舞台「ラ・マンチャの男」にも出演した。

 西沢氏といえばなんといっても、『ギャバン』『シャリバン』『シャイダー』三代のコム長官役が印象に残ります。作中のギャバンだけでなく視聴者であるわたしたちにとっても、父親代わりのような信頼感とやさしさを感じさせてくれる演技は見事でした。心より哀悼の意を述べさせていただきます。ありがとうございました。合掌
 さて産経の訃報記事。『宇宙刑事ギャバン』を(ネタではなく)刑事ドラマに分類している人を、初めて見ました。タイトルだけの印象ではなく、少しは調べるということをしないのでしょうか。

【主張】ケリー氏来日 「対中観」を聞きたかった+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130416/plc13041603210006-n1.htm

 いつも気になるのですが、ジョン・ケリー氏は個人ではなく米国国務長官として来日したのですから、「ケリー長官(外相)来日」と書けないのでしょうか。これが引退して元国務長官として行動しているのなら「ケリー氏」でもいいのですが。産経「主張」は(「主張」に限りませんが)バラク・オバマ米大統領まで「オバマ氏」と書くことがあって、そんなに民主党政権の正当性を認めたくないのか、と思ってしまうことがあります。
 そのわりに媚米感覚は絶好調で、《短期間での2度の会談は、〔略〕米側の配慮が感じられる》といった喜びようは、微笑ましいものですね。《前政権時代に危機にひんした両国関係》というのもなんのことだかわからなくて、いまだに解決していない普天間移設問題以外、民主党政権時代に日米関係が険悪になるようなことがあったでしょうか。普天間移設問題ひとつで日米関係は揺らぐようなものだったでしょうか。
 ケリー長官の来日中の発言で、対中政策を明らかにしていない、と駄々をこねているのも、可愛らしいですね。言わなくてもわかる、言う必要がないことだったら黙っているのが大人のやり方で、それがわからないから駄々っ子だというのです。