産経記者と嘘。他。
嘘つきを嘘つきと呼ぶのは当然である件について - 国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:イザ!
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2917154/
ということだそうなので、辻元清美氏についてデマを書き広めた阿比留瑠比記者のことを、これからは遠慮なく「うそつきあびるん」と呼ぶことにしましょう。
【欠陥憲法】新しい国づくりへ(下)国に貶められる防人たち+(1/4ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121105/plc12110514310009-n1.htm
連載担当は安藤慶太、溝上健良、田中靖人、内藤慎二各記者でした。のぐっちでなければあんぴーかな、とはちょっと思ったんですが(こういうのを後出しジャンケンといいます)。
記事の前半は、皇室と自衛隊の距離について。日本の近現代史をまともに考えた場合、軍による皇室利用が何をもたらすかは明白です。可能な限り距離を置こうとするのは当然ではないでしょうか。他の国の軍隊とは(憲法のことを除いても)事情が違うのです。
後半は文民統制について。憲法9条の戦力不保持と憲法66条の文民統制は矛盾するわけですが、それは米国が憲法制定時すでに自衛隊の創設を予測していたから、という解説には、うっかり「なるほど」と思ってしまいました。いずれにしろ、9条だけの改憲が行われる可能性があったことを考えると、文民統制条項の必要性は明らかでしょう。そのあとはまたあんぴーらしく、いきなり教科書の話になってしまって、文民統制の話は尻切れトンボです。まさか「凡人統制」でオチにしたつもりじゃないでしょうね。
全3回の連載をまとめてみると、産経らしい主張が産経らしくとりとめなく終わっている、という印象です。こんな状態で、安藤記者が担当になって憲法草案を作っているわけですが、前半はともかく後半について整合性のある草案は作れるのか、たいへん不安なところです。