産経「主張」の片想い。

【主張】米大統領選と日本　姿見えぬ同盟を懸念する＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121025/plc12102503470003-n1.htm

　外交をテーマとする第3回米大統領候補討論会で、日本のにの字も出なかったことでパニックを起こしています。片想いってつらいねえ（ﾆﾔﾆﾔ）。オバマ大統領、ロムニー候補ともに、日米関係は（中東情勢や対中関係に比して）問題ないと考えているのでしょう。もちろん普天間基地移転問題や付随するオスプレイ配備問題、そして米兵女性暴行事件などの懸案は山積みなのですが、それでも日米関係は強固だ、という判断が、少なくとも現職大統領のオバマ氏にはあるのでしょう。なにもこんな吹き上がった社説を掲げることもない、産経もって瞑すべしであります。
　あるいは日本の民主党政権を攻撃したいだけなのかもしれません。しかし政権攻撃を強調すればするほど、産経にとっては不利になります。産経の過去3年間半におよぶ「民主党政権は日米同盟に益さない」というキャンペーンが、上記のような状況を踏まえて考えれば、無意味になってしまうことには気づいていないのでしょうか。