黙然日記(廃墟)

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産経の棚に上げ。他。

「モンスターやっつけた」 小学教諭がフェイスブックで保護者中傷  - MSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121015/wlf12101519560008-n1.htm

 「モンスターペアレント」という醜い言葉を定着させたのは産経新聞です。なのに、その言葉を使う教師を、産経が批判できるのでしょうか。(一般的に言って批判されるべきなのはもちろんですが)。

産経抄】10月14日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121014/plc12101403030001-n1.htm

 昨日はさっそくさぼってしまったのですが、幸い今日は新聞休刊日なので、昨日のコラムを取り上げても勘弁してください。
 さて、いきなりペマ・ギャルポ氏の名前が出てくる「産経抄」です。前日の池田信夫氏といい、笑いを取ることに熱心な筆者が続いているのでしょうか。そのペマ・ギャルポ氏の文章が載ったというのが「教育再生」なる雑誌だというのですから、どこまで笑わせれば気が済むのかと思わざるを得ません。もっとも、“教育再生”に熱心だった安倍晋三氏が自民党総裁に返り咲き、次期総選挙後は第二次安倍内閣成立が確実視されているという状況を考えると、笑いも凍り付いてしまいますが。
 「石原慎太郎都知事尖閣諸島購入を言い出さなければ問題は起きていなかった」という前原誠司氏の発言の、どこに間違いがあるのでしょうか。間違っているとすれば「起きていなかった」ではなく「深刻化していなかった」と言うべきだった点ですが、そこを責めるのは揚げ足取りというものでしょう。以後の「産経抄」の攻撃は、すべて空回りになっています。また、石原氏の「戦争も辞さず」という発言に問題があるのも確かです。薩英戦争の当時ではあるまいし、地方自治体の首長に国権の発動たる戦争を起こす資格はなく、首長が戦争のきっかけを作れば国家に対して多大な迷惑をかけるだけになります。考えようによっては、石原氏の発言は外患誘致罪ものではないでしょうか。文字通りの売国奴です。そこになんの疑問も持たない抄子は、笑いのセンス以外も磨くべきではないでしょうか。