黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経野口記者の高笑い。他。

「【軍事情勢】「平和」が醸し出す危険な旋律」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/diplomacy/579948/

 のぐっちこと野口裕之九州総局長二連発。まずは「軍事情勢」です。丹羽宇一郎大使から初めて、主に中国がどうしたという話なのですが、《ヒトラー同様の高笑いが、日本海の向こう側から聞こえてくる事態》と結んでいるのは、どういうわけでしょうか。中国は日本海に面していません。
 全体に言いたいことがよくわからないのですが、「戦争になると思って軍事費を使えば使うほど、戦争は近づく」という真理を述べているようです。これはたしかに真理でしょう。で、戦争が近づくことは野口記者にとって好ましいことらしいのですが、わたしは《常識人》なので、とてもそうは思えません。戦争回避の努力がよほどお嫌いなようですが、19世紀で思考が停まっているようです。戦争になれば同胞が死にます。そういう単純なことも理解できない人とは、できれば直接話などしたくないものです。

【from Editor】四烈士「空の腹切り」+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120729/art12072908110003-n1.htm

 《大日本帝國(こく)・陸軍士官學(がっ)校》と最初の数文字を読んだだけで、のぐっちだと気づきました。野口記者と竹田恒泰氏が会食していたというのも不穏な話ですが、女性宮家反対がなんの前ふりにもなっていないところが凄い。(いや、野口記者的には地下水脈でつながっているのか?)。
 敗戦直後、竹田宮を護衛して満洲を飛んだ4機の飛行編隊が、基地がソ連に占領されていたことを受けて、見事なアクロバット飛行のあげく墜落死したそうです。野口記者はこれを見事なハラキリだと評価しているのですが、申し訳ないながら、なにが言いたいのかさっぱりわかりません。ソ連への抗議なのでしょうか、やけっぱちなのでしょうか。それを現代にどう反映させろというのでしょうか。中国が尖閣諸島問題で日本に覚悟を迫っている、と続けているので、日本の政治家や大使もハラキリしろと言いたいのかもしれませんが、なんの解決にもならないことは明らかです。むしろ、主戦派の自衛隊幹部や新聞記者がハラキリ精神で引退することの方が、状況には見合っているかと思われますが。

【サッカー男子】韓国メディアは意図的に無視? 日本金星にまったく触れず - ロンドン五輪2012特集 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/london2012/news/120727/soc12072711160033-n1.htm

 コメント欄でnyolee2さんからネタを戴きました。少し遅れたのですが記録しておきます。もちろん、いちいち引用はしませんが、韓国メディアも日本−スペイン戦の結果を報じています。黒田勝弘記者は韓国語がわからないまま新聞やテレビを見ているのではないか? という疑惑があります。

トルコ 成長への玄関口 日系企業進出ラッシュ (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120728/mcb1207280500003-n1.htm

 もう一つ、産経抄スレから拾ったネタ。トルコ・イスタンブール訪問団に同行したと思われる会田聡記者の記事ですが、トルコ共和国の首都はもちろんアンカラです。産経本紙ならまだしも、SankeiBizこれはひどい

「洗脳反対」…香港で教育の「中国化」に抗議デモ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120729/chn12072920100002-n1.htm

 外国で1万9千人(警察発表)のデモがあったことは報じるのに、日本国内でのことはストレートニュースとしてはまるで記事にしないんですね。そのくせコラムでは執拗に叩く。また、もし日本で「愛国教育」への反対デモがあったとしたら、産経はどういう対応をするでしょう。