産経抄の幼児的性格。他。

【産経抄】６月２２日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120622/bbl12062203100000-n1.htm

　東京ジャイアンツの原辰徳監督が反社会的勢力と見られる人物に脅され大金を渡していた、という週刊文春今週号のスクープに、産経抄子はなにやらご不満のようです。騒ぐほどのことか、先週号のスクープである小沢一郎氏の離婚問題の方がよほど《ホット》な話題のはずだ、と。いったい、どういう感覚をしているのでしょうか。単なる政治家の離婚、それが政治家個人の性格にまつわるものだとしても、個人的な問題に過ぎません。反社会的勢力への便宜供与という社会的問題への関心がなく、自分が面白いと思ったことにしか興味がなく、それで世間が騒がないと不満だというのでは、幼児的性格むき出しです。ほとほと呆れました。

慰安婦像に抗議の日本人が話題に　韓国マスコミが興奮 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120622/kor12062216590003-n1.htm

　ここにも、自分の関心ある話題だけで勝手に興奮している人がいます。産経新聞ソウル支局の黒田勝弘特別記者です。記事の冒頭がいきなり《韓国の反日団体がソウルの日本大使館前に不法設置した“慰安婦記念像”》ですからね。日本の右翼団体が出張っていって抗議活動し、その様子を動画サイトにアップしたそうですが（調べていませんが、手口からだいたいどの団体か見当がつきます）、それへの韓国メディアの反応を《興奮》と表現する、黒田記者の方が勝手に興奮しているのではないでしょうか。日本国内ではその団体への冷たい視線がもはや支配的になっているのですが、ソウルに長くいるとそうした空気もわからなくなってしまうのでしょうね。