産経の民主党観。

【中国書記官スパイ疑惑】ちらつく民主党の影　対中ビジネス＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120530/stt12053011200003-n1.htm

　はいはい。なんだと思ったら、「自民党はそう見ている」という杉本康士記者による記事でした。しかも自民党外交部会でこの疑惑を持ち出しているのが、稲田朋美衆院議員に西田昌司参院議員というおなじみのコンビ。問題の書記官が90年代から暗躍していたというなら、自民党政権を通さなければなにもできなかったはずなのですが。

【主張】野田・小沢会談　首相は「本気度」を見せよ - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120530/plc12053003230001-n1.htm

　長々と書いた末に《そもそも、小沢氏との会談の意味もよくわからない》では、こちらが拍子抜けします。巨大与党の内部で意見のすりあわせをするのは自民党が与党時代にもずいぶん苦労していたことだし、今回はたまたま両派閥の領袖が対話するという形になっているだけではないのですか。自民党に比べて、民主党の与党としての活動がなにか特殊なものであるかのように産経は思いこんでいるようですが、本質的にはへ津に変わるところはありません。良くも悪くも、というか悪くも。