産経の地方自治観。
2009年夏の皆既日蝕を「政変の予兆」と予言しましたが、金環日蝕はどういうことになるのでしょうか。たぶん、あまり大きな変化にはならないんじゃないかと予感しています。良くも悪くも、というか悪くも。
【奈良生駒・市民投票条例案】法的是非、初裁判に 議会議決なし 違法性争点+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120522/lcl12052208080000-n1.htm
産経は昨日も今日も平和です。今日は大きなスペースを使ってこの件を報じ、《注目されそうだ》と煽っていますが、他紙が追随する様子はありません。さすが南近畿のブロック紙、というより、生駒市の条例案を「定住外国人地方参政権に道を開くもの」とし、それが違法であると提訴されたことをもって違法であると決めつけるのが目的の、ただそれだけの記事です。
関連記事を並べておきます。
【奈良生駒・市民投票条例案】根本に「二元代表制」軽視+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120522/lcl12052208090001-n1.htm
もし橋下徹大阪市長の下での市議会で(あるはい府知事時代の府議会で)維新の会が少数会派だったら、首長の議会無視を産経は両手を挙げて歓迎したのではないかと思います。立憲君主に実権がない状態での参議院廃止論を堂々と唱える(純粋な一院制議院内閣制になれば一回の選挙ですべてが決まり、歯止めとなるものがなにもなくなります)産経新聞は、根本から二元制政治を重視しているのでしょうか。
【奈良生駒・市民投票条例案】「外国人地方参政権に道」と批判も - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120522/lcl12052208090002-n1.htm
上にも述べたとおり、これが本筋でしょうね。ちなみに、記事本文は見出しとほとんど関係なく、これまでのいきさつをまとめたものです。
【奈良生駒・市民投票条例案】朝日新聞出身の山下真市長、当時最年少37歳で当選 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120522/lcl12052208100003-n1.htm
産経新聞出身の首長がいないからって*1、この見出しはないでしょう。最近の選挙では、多選現職と若い新顔(マスコミ、弁護士などの経歴があるとなおよい)では若い方が勝つ傾向にありますが、6年前の生駒市はその現象のさきがけだったのでしょうね。