産経の欠陥観。他。

【欠陥憲法】（１）戦車にウインカー　「軍隊否定」の象徴＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120428/plc12042822520013-n1.htm

　ちまたで大人気となっている、「戦車にウィンカー」記事です。峯匡孝、榊原智両記者の連名。榊原記者は地道にヒットを飛ばしていますが、峯記者はひさしぶりですね。
　戦車が一般道を走るためにウィンカーをつけているのは憲法九条のせいだというのですが、外国にもウィンカーのついている戦車はあります。東日本大震災時に治安出動命令が出なかったことを不満がっていますが、治安はおおむね良好で暴力的な略奪などはありませんでしたし、こそ泥に対処するのが自衛隊の仕事ではないでしょうし手も足りなかったはずです。
　あるていどの自衛隊の必要性は（主に災害出動に関して）わたしも認めますが、「なんでも九条が悪い」という逆九条教のこうした文章を見ると、へそを曲げたくなるのは困ったものです。たとえばアメリカ合衆国憲法にしても、軍の役割を明記する条項はありません。

安倍さんを再び総裁に！　あの自民“参謀”が今語る怒り「『ゲッベルス』冗談じゃない」＋（1/4ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120429/stt12042918000002-n1.htm

　タイトルだけでお腹いっぱいな、世耕弘成参議院議員へのインタビューです（産経デジタルの堀川亮子記者）。世耕氏がゲッベルスなんて冗談じゃありません。ゲッベルスが怒ります。参謀には広い視野と勝算の検討が求められるわけですが、安倍晋三氏をよしんば自民党総裁に仕立て上げることができたとしても、彼を看板に総選挙に勝ち政権を獲得できるものかどうか、考えるだけの能力を持っていないなら、“天才”ゲッベルスとはやはり比較になりますまい。