産経抄の独断観。他。
【産経抄】２月１７日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120217/lcl12021703090000-n1.htm
《政治家として、どんな反対があってもやらなければならない》という桜井勝郎・島田市長の発言に喝采を送っています。震災瓦礫受け入れに関するものですが、これが逆に「受け入れない」という決定を貫くという発言だったら、あるいはたとえば普天間飛行場県外移設に関する発言だったら、「産経抄」はいったいどういう反応を示していたでしょうか。
もうひとつ、橋下徹・大阪市長が病弱な少年からのメールに「要望をかなえる」と独断したことを絶賛しています。今までさんざん弱者切り捨てを続けてきた橋下氏の政治手法が、単に大向こう受けを狙っているだけだということがはっきりした事例ですが、こういうのが産経好みの手法であるようです。やっぱり理想の国は北朝鮮なんですかね。
石原都知事「維新八策、大賛成のところある」 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120217/lcl12021718310001-n1.htm
「国家規模の問題で、ずいぶん国家観があると思う」と語った。
その橋下氏にラブコールを送っている石原慎太郎氏ですが、石原氏と組んでもうじき新党を立ち上げる予定の平沼赳夫氏は、（産経社説の受け売りのごとく）「国家観がない」と批判していましたが*1、これはいったいどういうことでしょう。もしかして、石原氏と平沼氏の国家観自体が食い違っているんじゃないですか？ 石原氏のそれが「国家観」と呼べる代物だったとして。
