黙然日記(廃墟)

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産経「主張」、「改憲で勝つる!」。

【主張】自民党大会 憲法改正通じ反転攻勢を+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120123/stt12012303130000-n1.htm

 はい、また「総選挙は靖国参拝で勝つる!」と同レベルのことを言い出しています。「愛国保守」派(略してアホ)の国民が、どれだけいると思っているのでしょう。自民党が追いつめられると、産経はすぐにこれですね。

「【野田政権考】覚悟が見えない眼帯姿」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/543016/

 加納宏幸政治部記者、SANKEI EXPRESS掲載記事です。安倍晋三政権で、赤城徳彦農林水産大臣(当時)が顔に絆創膏を貼って登場し、マスコミから総スカンを食った事例を引き合いに、野田佳彦首相の眼帯を批判しています(なぜか赤城氏の名前を出していませんが)。しかしあのときは、絆創膏そのものが問題だったわけではなく、他に山ほどの金銭スキャンダルを抱えながら真摯に答えようとしなかった(まともに責任をとれば即時大臣辞任以外の選択肢はなかったのですか)赤城氏への冷やかしでした。あんな大仰な絆創膏ではなく、もっと目立たないものにできないのか、といったレベルの話です。ただしあの一件は、問題続出なのに対処できない安倍内閣のgdgdぶりを象徴する出来事でもありましたから、安倍氏の支持者にとっては心の傷にもなっているのでしょう。
 で、野田首相の眼帯批判です。こんどはこっちがやってやるぞ、と言わんばかりですが、あの絆創膏と違って眼帯というのは、現代ではあのスタイルしかないものです。まさかキャプテン・キッド伊達政宗のコスプレをするわけにもいかないでしょう。そもそも野田首相は、赤城氏と違い、(多少の失政はともかく)スキャンダルを連発しているわけではありません。ほんとにもう、攻撃できればなんでもいい、という姿勢がありありです。

松原拉致担当相が安倍元首相と会談 「対話と圧力」継続伝える - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120123/plc12012319580015-n1.htm

 その安倍晋三氏に、いちいちお伺いを立てる松原仁拉致問題担当相も情けないものがあります。対話重視と圧力継続、いずれの路線をとるにしろ、話を通しておかないとまた安倍氏周辺がうるさいから、という理由なんでしょうが、どうもろくでもない予感がします。

【社説検証】国旗国歌判決 「不起立は厳しく」と産・読 朝・毎・東は「戒告も慎重に」+(1/3ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120123/edc12012307440001-n1.htm

 清湖口敏論説委員による「社説検証」。といっても、他紙特に朝日・毎日・東京と較べて産経の主張がいかに「正しい」かを強調するだけの内容です。日経が仲裁的、読売は産経と同じスタンスながらもっと常識的という、この種の問題ではあいかわらず各紙の態度がきれいに分かれますね。