産経抄、類友。他。
【産経抄】1月7日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120107/plc12010702520004-n1.htm
賀状に政権与党の悪口を書いてくるというのは、どうもいささか常識に欠けた行動のように思われます。抄子の知り合いはそんなんばっかなのでしょうか。
あいかわらず、《ネット調査》がなにか価値のあるものかのように扱っていますが、産経の読者ならばまだこれで騙せる、と思ってのことでしょうか。鳩山由紀夫元首相と菅直人前首相への悪口雑言を今の時期まで繰り返し掲載し、それを受け取った読者に質問しているわけです。誘導尋問のアンケートと大差ないのですが、まともに考えてそんなものを信頼する人はいません。そこに「新聞社が行った調査」というフロックを掛けることでいかにも信頼できるかのように見せかけているわけですが、これはタコが自分の足を食うのに似た、「新聞社への信頼」を消耗させ破綻に追い込む行為ではないでしょうか。
山岡賢次消費者問題担当相の言動には呆れる点が多く、「少し黙ってろよ」と言いたくはなりますが、事務方のミスと結論が出ている安全保障会議への遅刻問題をいつまでも持ち出すのはどうでしょうか。
それでもなぜか野田佳彦首相だけはかばうのは、消費税増税の一点にかけてでしょう。これも手の内が見えすぎて、読者はしらけるばかりです。そもそも、と大上段に振りかぶりますが、そもそもコラムというものは、政治や社会の時評をユーモアにくるみ寸鉄を挟んで届けるものではないでしょうか。思いついたことをそのまま並べて字数がつきたらおしまい、というのは、賀状の添え書きにふさわしからぬことを書く知人たちと抄子は類友ということなんでしょうね。
【主張】女性宮家 また初めに結論ありきか+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120107/imp12010702430000-n1.htm
初めに妄論ありきよりはマシです。「主張」だから昨日の阿比留瑠比記者の記事よりはまともだろうと思って読み始めたのですが、そんなことはありませんでした。たとえば《将来、「女性宮家」から「女系天皇」が現れる可能性》に言及していますが、皇室典範の再改正を伴わずにどうすればそんなことが可能なのか、論理的に説明してほしいものです。