産経「主張」の責任政党観。

　新聞休刊日なので、取りこぼし分など。

【主張】税制改正大綱　環境税は負担重く疑問だ＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111211/plc11121102370000-n1.htm

　11日付「主張」から。まずいきなり、自動車重量税減税を《与党側の要求に押されて》と転嫁してるのが笑わせてくれます。かなりガイアツもかかっていたようですが。
　ポイントは《理念なき税制改正を繰り返すのでは、民主党は責任ある政権党とはいえまい》の部分。「民主党」と「自民党」を入れ替えてもそっくりそのまま通じますね。そもそも現在の税制がこんな複雑怪奇になっているのは誰のせいなのでしょうか。
　見出しになっている環境税では、現状では化石燃料の消費が増えているので負担が大きいとして、またもや原発再開を持ち出してきます。なんかこう、隙あらば下ネタを持ち出そうとするおっさんの会話をふと思い出しました。ふと思い出す太もも、なんつって*1。

民主分裂に期待感　政界再編へ、森喜朗元首相 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111212/stt11121221150010-n1.htm

　これは12日付記事ですが、いったい産経は、森氏の発言になにか政治的影響力があると考えて報じているのでしょうか。森氏の発言自体、「《イデオロギー対立は終わった。民主党が頭を切り替え、左の思想を持っている議員を思い切って振りほどけば》」というもので、「終わった」と言いながらイデオロギー思考にがんじがらめにされている、お笑いぐさとしか言えない代物なのですが。

*1:ええと、これはあくまで例示であって、わたしがおっさんというわけでは……ありますが。