産経抄の幸福量観。

蓮舫氏が携帯電話使用　ブータン国王夫妻歓迎晩餐会前のカクテルパーティーで　「礼を失する」との声も - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111118/plc11111811010002-n1.htm

　阿呆記事もたいがいにしろ、と言いたいです。さっそく反論されているし。
　欠席問題にしても、おそらく宮中晩餐会への閣僚の欠席はこれまでもたびたびあったことで、たまたま今回はブータン国王陛下ご夫妻の注目度が高いから、こうした報道であげつらっているのではないか、という疑問が生じます。

【産経抄】１１月１８日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111118/erp11111802340000-n1.htm

　《数年前の小紙で高名な経済評論家が、「日本はイタリアに学ぶべし」と主張していた。アメリカ流の構造改革では、日本人は不幸になるばかり。イタリア人のような明るいライフスタイルで、創造性を育め、というのだ》が、今回の財政破綻寸前の状況を見るとそうは言えない、という話です。しかし、その論拠が政治の話ばかりで、なぜ構造改革路線でもいいのかが説明されていません。というか、できないんでしょうね。昨日は「国民総幸福量」を持ち上げていましたが、明治維新以前の日本人が本来持っていた楽天性と創造性を取り戻すことは、経済以外で総幸福量を上げる有力な手段であるはずです。たとえば、「日本神話」から学べることがあるとすればその楽天性と創造性なのですが、産経にこれを言っても無駄なのでしょうね（もちろん、歴史ではなく国語・古典の分野で教えるべきことです）。