産経オピニオンの予選観。他。

「派遣争うＳＯＮＹ、Ａｐｐｌｅ、ＭＳ　コンテンツ配信に活路　戦場はスマートテレビ」：イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/infotech/535272/ 〔ウェブ魚拓〕

　派遣法改正が骨抜きにされたことから早速、外資系も入り乱れて、安くこき使える派遣労働者の争奪戦が繰り広げられているようです。この争いで覇権を握るのはどのメーカーでしょうか。

【産経抄】１１月１７日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111117/scr11111702580000-n1.htm
【主張】北朝鮮サッカー　君が代に怒声がマナーか＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111117/scr11111702590001-n1.htm

　コラムだけならともかく、社説でまで取り上げるのは、かなり異様な印象を受けます。
　テレビ（というかチューナーのソフト）が壊れているので中継は観られなかったのですが、こちらも異様な雰囲気であったことは確かなようです。その最大の理由は、北朝鮮側の観客がサポーターとしての訓練を受けいなかったことにあるのでしょう。しかしそれも当然で、国際試合でアウェイに出かけるなどは夢物語、録画中継さえまともにないと伝えられるような環境では、チームとスタジアムが一体となって試合を作っていくサッカーの醍醐味を知る機会もありません。人文字の練習をするぐらいならそうしたことを観衆に教育しておいてほしいものですが、これは今の北朝鮮に求めるだけ無駄でしょう。
　さて、「サッカーをわかっていない」という点では、産経も負けず劣らずです。チームが組織的に政治的メッセージのあるパフォーマンス（青いリボンを付ける）などしたら、当分の間は対外試合禁止処分にされかねません。《国際ルールが通用しない国に、試合を行う資格はない》にいたっては、まさにサッカーに政治を持ち込む発想です（例がないわけでもありませんが）。日本のホーム戦では北朝鮮国旗が振られていたのは《不平等なこと、この上ない》、と文句を言っているのは、これは社会的常識の欠如と言うべきでしょう。北朝鮮に住む日本人はほとんどいないのに対して、日本在住できた朝鮮国籍を意識する人々はたくさんいるのですから。ここは、北朝鮮の市民に行動や出国の自由がないことを責めるべきところでしょう。
　FIFAの《相手選手や観客を尊敬する》という行動規範を、産経「主張」「産経抄」は守っているでしょうか。