黙然日記(廃墟)

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産経論説委員の祝日観。他。

【土・日曜日に書く】論説委員・石川水穂 歴史と伝統踏まえた祝日を - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111112/trd11111203120000-n1.htm
 文化の日の11月3日、東京・九段で、「明治の日を実現しよう!国民集会」が開かれた。

 そんなカルト的な集会が行われているとは、ついぞ聞いたことがありませんでした。石川記者が参加したほか、渡辺利夫拓殖大学長や大原康男国学院大教授が講演したそうです。なんというか、その場面を想像すると鬼気迫るものがありますね。このところ「産経抄」に続けて“明治の日”制定を求める文章が載りましたが*1、いずれも石川記者の筆によるものでしょうか。こんなことに執着する人が、いくら産経新聞社とはいえそう何人もいるとは思えません。
 次は勤労感謝の日を“新嘗祭の日”に、最終目標は4月3日の“神武天皇祭”復活でしょうか。
 戦前の明治節を記憶している世代が、それを懐かしがって集会を開いているというだけならまだ微笑ましいとも言えましょう。ただそれにしても、戦前・戦中のことを記憶している世代は、若くてももう七十代後半のはずです。もちろん、明治の時代そのものを記憶されている方は、百歳を大きく超えているはずです(今年は大正100年)。戦後(1947年)生まれの石川記者がここまで執着する理由がわかりません。やっぱりなんかちょっと、ぞっとするものがあります。

産経抄】11月12日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111112/bbl11111203060002-n1.htm

 「産経抄」も枕は暦の話。2011/11/11 11:11:11には《ネット上では不吉なことが起きるのでは、という流言飛語が飛び交った》そうですが、どこで? あるいはどっかローカルなコミュニティででしょうか。ネットは広大だわ
 本論のテーマについては、昨日のエントリでいいたいことは言い尽くしたので略します。