産経抄の紙幣観。
【産経抄】１０月２９日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111029/fnc11102902460002-n1.htm
経済オンチの産経が書いたことを経済オンチのわたしが評論すると、こんにゃく問答そのものになってしまいそうなのですが、とりあえず。
先日当ブログで*1、「市場経済至上主義なら円高容認論をぶってみろ」と煽ったせいではないと思いますが（ないよな、きっと）、円高容認論から始まっています。容認論というか、メリットの列挙ですね。しかし結局は≪とはいえ≫と手のひらを返してしまうので、なんのための容認論だったのかわかりません。気休めですかね。
そして円安誘導策として提案されているのが≪簡単にいえばお札をどんどん刷り、円の価値を下げればいいだけの話だ≫。どうも、物理的にお札を刷ることを考えていそうで不安です。一般的にはこれは、政府が国債を発行して日銀から借り入れることを意味しているのですが、わかっているのでしょうか。あるいは、政府紙幣の発行という意味でしょうか。いずれにしてもインフレターゲット論の残党のような気配です。多少のインフレは容認するとしても、なんとも乱暴な言い方だと感じてしまういます。
