産経抄の時間感覚。

【産経抄】１０月１６日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111016/trl11101603300000-n1.htm

　なんで10日も経ってから小沢一郎氏の裁判を（また）取り上げるのか、まったく意味がわかりません。わけわかめ。イミフ。まあ、あからさまな誤報の謝罪に三ヶ月もかかる新聞社ですから、時間感覚が他とは違うのでしょう。
　冤罪事件、あるいは単なる無罪判決のことを考えても、検察側冒頭陳述が「見てきたように嘘を言い」であることはわかります。講談師と違って、検察官や新聞記者は真実に迫る目的で物語を作るわけですが、そこはしょせん断片を継ぎ合わせた物語であるという弱点があります。そのあたりで、新聞記者は検察官に同情的なのでしょうか。他紙はともかく産経の場合、どう考えても権力に媚び諂っているようにしか思えないのが不思議です。