黙然日記(廃墟)

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産経抄、老を敬する。

産経抄】9月19日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110919/trd11091903070001-n1.htm

 シルバーシートの由来から始まって、現代日本における敬老精神の欠如を嘆く、いかにもといった新聞コラムです。……誰がこんな「産経抄」を望んでるっちゅうんじゃゴルァ!! (゜д゜メ) 菅直人氏が首相を退いてから、「産経抄」もすっかり駄目になりましたね。
 しかし大口を叩くだけはあって、われらが産経新聞社は敬老精神の塊です。住田良能氏(来月で67歳)はようやく社長を退きましたが、同世代(今年64歳)で民社学同で活躍した石川水穂氏は現職の論説委員論説委員長を8ヶ月で退いた皿木喜久氏も同じく今年64歳。その前の論説委員長で現在も特別記者として活躍中の千野境子氏は、まあ女性の年齢を言うのも野暮ですが1967年に大学卒業。
 海外組はもっと意気盛んで、黒田勝弘ソウル支局長兼論説委員は来月で70歳、古森義久ワシントン駐在編集特別委員はすでに今年3月に70歳を迎えられました。、伊藤正・前中国総局長兼論説委員も、71歳直前まで北京駐在でしたね*1。70歳になっても嘱託とか特別記者とかではなく現職の委員や局長を任せるのですから、産経新聞社の老害ぶり 人使いの荒さ 敬老精神の旺んさは、天晴れと申すべきでしょう。

*1:同じように延々とパリ支局長を続けている山口昌子氏は、1969年に国費留学しているので千野氏と同世代か少し下ではないかと思いますが、明確なデータは見つかりませんでした。