黙然日記(廃墟)

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産経抄の派閥力学観。

産経抄】9月4日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110904/plc11090403100000-n1.htm

 産経で自民党批判派絶対のタブーかと思っていたのですが、派閥全盛期の≪古い自民党≫なら笑いものにしてもいいようです。さて、当時と今と、何が変わっているでしょうか。組閣こそありませんが科、リベラル寄りだったはずの谷垣禎一総裁は、党内右派の突き上げと公明党との“連立”維持のため、右往左往しているようです。民主党もそれは変わらないといえば確かにそうなのですが、産経その他が求めていた保守二大政党制とは、こんなものではないのでしょうか。
 ≪最重要ポストといえる外務、財務、防衛の3相≫という並べ方も爆笑もので、防衛相をこんなに重視する話もありません。一川保夫防衛相の「シビリアンコントロール」発言はひとつの考え方であって、素人の視点で軍の暴走を抑えるということもあるはずです。あとは、素人大臣が制服組に取り込まれないか、監視する必要はあるでしょうが。
 野田内閣に対しては予想どおり批判的な方向に回ったらしい「産経抄」でてすが、これからしばらく、菅内閣時代のようになにがなんでも政権が悪いと結びつける芸は見られるのでしょうか。楽しみにしています。