産経抄のメディア王観。

【産経抄】７月１４日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110714/amr11071402560001-n1.htm

　コラムとしてはまあまともですね。世界文化賞（主催：フジサンケイグループ）から『007』シリーズ、メディア王の盗聴事件と展開する前半は悪くありません。最終段落の自戒も、「産経抄」にしては珍しいものです
　ただ、ネタがメディアだけに、いろいろツッコミもしたくなります。英国メディアの被害者宅盗聴事件も《日本では考えられない》でとぼけていられるのでしょうか。紙の新聞もとにかくスクープ合戦になってなりふり構わず、誤報で号外を出すようになってしまったりするわけですね。映画のなかのメディア王は英国と中国の間に戦争を起こそうとしていましたが、たとえば中国要人の死去説を虚報として流したりするような手を用いるのでしょうか。