産経抄のマネジメント観。
【産経抄】6月18日 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110618/plc11061803010003-n1.htm
えっ? あっ、はい。『もしドラ』の話ですね。ドラッガーによれば、菅首相はマネージャーとしてふさわしい人物である、と。産経抄にしてはめずらしく、首相を褒めていますね。えっ、違うんですか? 「ペテン師だから真摯さが足りない」? だって別に、ペテンなんか使ってないでしょう? 産経とかが勝手に決めつけているだけで。
菅直人氏がマネージャーとして本当に優れているのか、平時の状況を思い出すと怪しげな気もしますが、非常時のリーダーとしては合格点だろうと思います。マネージャーとリーダーはそもそも違う役割で(マネージャーがボスであっても)、その辺も含めた検討もしてみなくてはなりませんが。3・11を境としたこの変化は、彼の職責に対する真摯さの違いかもしれません。転がり込んできた首相の座であれもこれもと考えていた時期と、一つのことに集中せねばならず現に集中している現在の違いです。こう考えると、産経抄の指摘も必ずしも的外れではないのですが、惜しいかな、4箇月前にそれを指摘するべきでしたね。