黙然日記(廃墟)

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産経記者の基本法観。他。

産経抄】12月26日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/478348/

 ナベヅルなど野鳥の鳥インフルエンザ禍は心配ですが、集団生活→民主党政権と落とすところに、あいかわらずがっくりです。政権の甘い汁で派閥対立を押さえ込み権力の座にしがみつき続けた政党の例なら、他にもあるはずなのですが。
 気になった表現をいくつか。《個数も増え続けてきた》。鳥の数を「個数」と表現する人をはじめて見ました。ものじゃないんだから1個2個とは数えません。野生の生命を無生物扱いするこの無神経さは銅でしょう。「個体数」ならわかるのですが。もうひとつ、《至難のワザだ》。なんでワザワザ「ワザ」をカタカナで書くのかわかりません。「技」「わざ」と核の外野なのだったら、「至難だ」「至って難しい」などと書けば済むだけの話です。

安藤慶太が斬る】だから北朝鮮は真っ当になれない 無償化での彼等の致命的勘違い  (1/5ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101226/plc1012261201002-n1.htm

 26日付。安藤慶太記者の【斬る】です(え、こういうタイトルと違うの?)。だらだらと牛の小便のように長いだけの記事で読むだけでも面倒なので、目についたところだけ。
 《肉親の救出活動を「反朝鮮人騒動」呼ばわりする》というのは、以前も指摘しましたが*1、捏造に近い話のすり替えです。朝鮮学校の言い分が北朝鮮側の主張を代弁しているなら、安藤記事は家族会や巣食う会の代弁でしかないと言えるでしょう。また、教育内容を切り離して朝鮮総連との関連だけを問うた大阪府橋下徹知事)の姿勢を絶賛していますが、学校法人が外部の団体からコントロールされている例は、ミッションスクールなど数多くあります。まして、朝鮮学校一条校ではありません。安藤記者は経理面の乱脈をついでのように言及していますが、「補助金支給」の判断については、むしろこちらから考えた方が、まだ説得力があるのではないでしょうか(もちろん、そうしろと勧めるつもりはありませんが)。「朝鮮学校教育基本法違反」と繰り返し唱える安藤記者は、教育基本法の条文に目を通していない(または読んでも理解できていない)ことが明らかです。《義務教育や私学など》という、意味不明の列挙があることからもこれは推測できます。畏れ多くもかしこくも、安倍晋三閣下が強行採決までして改正された基本法ですぞ。平伏して読みなされ。