黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経、刻一刻と報じる。他。

「早く座れよ」民主・中井氏が秋篠宮ご夫妻に非礼の極み - イザ!
2010/11/30 21:31更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469376/
秋篠宮ご夫妻への非礼で、自民が民主・中井氏への懲罰動議検討 - イザ!
2010/12/01 11:04更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469585/
中井氏の非礼発言、自民は懲罰動議を要求 民主は否定 - イザ!
2010/12/01 13:31更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469663/
自民、みんな、たちあがれの3党、懲罰動議を提出 中井氏非礼発言 - イザ!
2010/12/01 18:08更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469741/
民主も逢沢氏の「ケータイ着信音」問題視…懲罰動議の応酬に - イザ!
2010/12/01 21:40更新
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469796/

 なんだか非常にばかばかしい事態になっていますが、面白いので時系列で晒してみます。基本的には「国会でなにやってんの」的な話題なのですが、きっかけが昨日紹介した産経報道だったところに注目してみたいと思います。みんなの党桜内文城議員のブログが発端だったわけですが、中井洽議員の発言を、みんなの党を中心とした複数の議員が聞いていたはずなのに、問題にしたのは桜内議員一人でした。それも、「民主党のベテラン議員」というかたちで、強く非難する姿勢ではありませんでした。ところがその記述を産経が記事として報じてから蜂の巣をつついたような騒ぎとなり、わずか24時間ちょっとで、懲罰動議の出し合いという大人げない事態になってしまったわけです。
 この経緯は、自民党が産経報道を受けて騒ぎ始めたことが大きかったのは、記事を追ってみれば明白だと思います。先日の、松崎哲久衆院議員(民主党)が自衛隊イベントで騒いだの騒がなかったのという問題も、自民党が産経報道を受けて騒ぎ始めたものでした。いずれも些細な出来事で、その場では流されていたのに、産経報道と自民党マッチポンプのような構図を描いて事態を拡大させたわけです。
 メディアが政権与党を監視し非を攻めるのはけっこうですが、別の権力と結びついての攻撃は、まったく感心できません。

民主党安保提言 防衛費削減をなぜ止めぬ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/469432/

 武器輸出三原則見直し(否定)に向かう菅直人内閣の動きに強く反対します。。というところで、1日付「主張」です。産経のことだから諸手をあげて賛成かと思ったら、どうやらそうでもなさそうですね。まだ足りないと言いたいらしいです。《任務遂行に必要な人員と予算を確保できない状況》とか言われても、たとえば北海道の戦車部隊はなんのために必要なのか、という議論がありません。ロシアも北朝鮮もそれぞれの理由で、北海道に上陸して攻め込んでくる可能性はきわめて低く、そもそも、北海道以外には戦車運用のインフラがない日本で戦車部隊は不要ではないのか(陸上戦でも空対地ミサイル装備のヘリコプター部隊で代替できるという案もあります)、そうした合理的な運用の議論をしてから、《任務遂行に必要》な規模を考えるべきでしょう。
 そしてあいかわらず、中国の軍事費の伸び率と比べるワンパターン議論を展開しています。中国と日本では、兵士(隊員)の一人あたり給与だけでも桁違いなのに、金額だけで比較したってなんの意味もありません。陸軍兵士の人数で比較したら、60年前から比較にならない規模です。

頑張れ日本!全国行動委員会」が菅政権批判大規模集会 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469753/

 田母神俊雄会長の下、最近活動を活発化させている要注意 民間団体・頑張れ以下略ですが、1日に国会周辺で行ったデモの様子を、広報紙の「産経新聞」が忠実に報じています。参加国会議員は、平沼赳夫たちあがれ日本代表(政権寄りの発言を続けている与謝野馨共同代表と話し合わなくていいんですか?)、山谷えり子自民党参院議員(あいかわらず、要所要所にはきっちり顔を出しますねえ)らだそうです。西田昌司参院議員が、さっそく例の非礼発言をネタに政権攻撃したり、いろいろとおさかんなご様子ですね。