黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経抄の記憶力。他。

産経抄】11月29日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/468609/

 言論の自由、国家の暴力装置を監視する目的での情報公開とはいえ、流出資料を恒久的に公刊する第三書館のやり方は支持できません。公安の捜査対象者とされた人たちのプライバシーを侵害しているというのが最大の理由で、そこは墨塗りなどの配慮が当然必要とされるべきところです。しかし、《情報拡散に加わるのは、テロ活動に加担するに等しい》という抄子の解釈にも同意はできません。あえて「テロ」という言葉を使うにしても、これは別種の言論テロであって、本来の国際テロ活動(暴力活動)への加担とは無関係です。「テロとの戦い」を旗印にすれば、抄子の気にくわない動きはなんでも批判できる、と思いこんでいるのではないですか。それもまた、一種の言論テロだと言えます。テロリズムには、白色テロという概念もあります。

産経抄】11月30日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/468964/

 ではトリビアから。「アニメ『巨人の星』で、星一徹がちゃぶ台をひっくり返したのはたった1回だけである」。なのに何回もひっくり返していたようにみんなが思っているのは、エンディングにその場面があって毎回繰り返されていたからです。エンディングではもちろん片づける場面は省略されていましたが、本編でひっくり返したときは明子ねえちゃんが泣きそうな顔で片づけていませんでしたっけ。かすかにそういう記憶があります。
 鳩山由紀夫前首相はちゃぶ台をひっくり返していません。政権交代後、ひっくり返そうとしていた(県外移設を実現しようとした)のですが、ぎりぎりのところでなぜか思いとどまって、仲井真知事に詫びを入れに行きました。仲井真氏は県外移設方針の継続を求めていたからです。そして県内移設案を押し通したあと、鳩山氏はちゃぶ台をひっくり返せなかった責任を取って首相を辞任したわけです。県外移設を表明したこと自体を「ちゃぶ台返し」と表現しているのなら、それを党代表としてぶち上げたあと、結局県内移設に舵を切り日米合意に達するまでの数ヶ月間、二度の沖縄訪問も含めて、鳩山氏の苦労は明子ねえちゃんなみだったことを無視しています。わずか半年前の、総理の首が飛ぶような騒ぎを、どうしてここまで捏造できるのでしょうか。

秋篠宮ご夫妻に「早く座れ」民主議員がヤジ 桜内文城議員が告発 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/469223/

 30日付記事。言うまでもなく、iza!ブロガーニュー速民の国士様方は盛り上がっています。いまのところ記事にしているのは、産経新聞夕刊フジ*1だけですね。
 ところで、秋篠宮殿下(お誕生日おめでとうございます)と聞けば、必ず思い出すことがあります。それでは、全国の産経ウォッチャーの皆様、ご唱和ください。せーの、
「ヤジとご発言捏造と、どっちが非礼だ!」
 ソースは、みんなの党所属の桜内文城参議院議員の30日付ブログ*2です。この桜内氏のエントリには、逢沢一郎自由民主党国会対策委員長が、両陛下ご臨席の式典中に携帯電話の着信音を鳴り響かせたという産経の記事*3も引用されているのですが、こちらがあまり問題にされていないのは不思議です。