黙然日記(廃墟)

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産経抄へのコメントにクマった。他。

産経抄】10月21日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/453597/

 猛暑の影響なのか、冬眠直前でもないのに熊の出没事件が多発しています。いまさらながら、里山近くにお住まいの方はじゅうぶんにご注意を。で「産経抄」は、単に「熊」という単語から思いついたことをだらだら書き並べているだけですね。というわけでこちらも勝手なことを書きます。
 狩猟人口の減少は、銃規制も一因でしょうが(まさか産経はNRAに賛同する、「市民が身を守る権利」として銃規制反対の立場ではないだろうと思います)、そのほかいろいろな規制もあるでしょうね。仮に猟銃免許を取得しても、まともなハンティングナイフの購入も困難、現地で焚き火もできないのでは、アウトドアの楽しみも半減してしまいます。四駆で野山を踏み荒らす馬鹿者が後を絶たないことを考えると、やむを得ない面もあるだろうとは思いますが。
 北海道名物の手つくりくまは、スイスのパクリだったんですか。まあ昔の話なのでそういうのにもうるさくなかったんでしょうけれど。最近も、みっひー生みの親のオランダ人のおっさんがきっちーの友達を訴えカリしてますから、気をつけたいところです。生きにくい世の中ですな。

中国と北 二人の「後継者」の共通点と相違点 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/korea/453259/

 取り上げ損ねていたのですが、20日付中国総局矢板明夫記者の記事。権力継承確定の時期が重なったことで、北朝鮮金正恩氏と中国の習近平氏を、どうしても比較したくなります。現権力者による後継指名、世襲で地位を得たことに対する個人の能力への疑問、若さへの不安、軍との密接な関係(これは両国の政治体制から必須の条件ではありますが)、いろいろ共通点も多いところです。
 ところで、権力継承の時期を別にして、4〜5年ほど時間を遡ってみると、たいへんよく似たパターンで大国の指導者が選ばれた例が、東アジアには他にもあったように思います。圧倒的な人気を誇っていた当時の首相が事実上の後継指名をし、祖父・父と続く血統を受け継ぎ、政治家としての若さを未熟ではなくフレッシュなイメージに転化したことで、政権獲得に必須な組織内の支持を得て、支持者の大きな期待を担って世界第二の経済大国の指導者になった人が、いましたね。金氏や習氏が、若さと未熟さと弱さを露呈して政権をがたがたにしてしまい、1年で退任するようなことがないように祈り……あーいや、北朝鮮や中国の一党独裁体制は崩壊してくれた方がもちろん望ましいんですが、いきなり崩壊し混乱を招くようなことがないように祈りたいものです。