産経論説の対中観。
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産経新聞の姉妹紙であるフジサンケイビジネスアイに、今日14日付から最大9ページの中国・アジア面が新設されます。現在の日本経済は、アジア、特に中国の巨大成長市場との関わりを抜きにしては語れませんから、経済専門紙としては当然の、むしろ遅すぎるぐらいの対応でしょう。ええ、ビジネスアイ紙の対応の話です。
さて、その14日付の産経新聞「主張」を見てみましょう。
対中姿勢 尖閣の守り強化が課題だ - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/439820/
台無しですね。ていうか上のいちばん目立つバナーにしばしばビジネスアイの「中国・アジア面登場!」という広告が出てきて、なんかもうこの新聞社とかこのiza!というサイトは、いったいなにがやりたいのかと。
【産経抄】9月14日 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/439824/
こちらもまた、尖閣諸島の事件に絡めた中国批判です。幕末開国当時のことを引き合いに、外交は堂々と、あるいは居丈高に出るべし、みたいなことを言っているわけですが。21世紀は帝国主義と砲艦外交の時代ではないんですが、そのへんがちっともわかっていないようです。また、当時の教訓というなら、中国こそ身にしみてわかっていることでしょう。それを実践する中国政府に文句を言うのは、この文脈ではおかしくありませんか?