黙然日記(廃墟)

はてなダイアリー・黙然日記のミラーです。更新はありません。

産経コラムの語感観。他。

 さてと。新聞休刊日なので、今日は「主張」もお休みです。「代表選明日投票」という見出しは最初からなかったのか。

しょこたん黒歴史”漫画化「中川翔子物語」 - イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/celebrity/439502/

 いやまあ、原明日美中川翔子物語〜空色デイズ〜』(講談社コミックスなかよし,ISBN:9784063642742)発売記念イベントのパブリシティ記事なのですが、なんで5日に開かれたイベントの記事を13日になってから配信するのか、まるでわかりません*1。また、“黒歴史”を《恥ずかしい記憶》と訳しているのは、どんなものでしょうか。(原義とは違うものの)一般的な用法である「隠したい過去」でいいと思うのですが。

ネットに潜む“怪物” 韓国 - イザ!
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/gaishin/437065/

 7日付、水沼啓子記者のコラムなんですが、いまさら拾っておきます。わかりづらいタイトルで、最初は、「(日本語の)ネット空間に潜む(“韓国”という名の)怪物」なのかと思ってしまいました。内容は、韓国の芸能界でネットの風評により自殺に追い込まれる人が後を絶たない、というもので、「韓国のネット空間に怪物がいる」という意味のようです。ある種のネット空間にいる“韓国”あるいは“特定アジア”なる存在は、たしかに妄想が生み出した怪物だと思いますが、韓国文化が好きでソウル赴任を志望した水沼記者は、このあたりをどう考えているのでしょうか。
 それにしても、自身の記事が韓国で罵詈雑言を浴びても《韓国語の語感がないので》平気だ、という記述は、なんなのでしょうか。日本語ですかこれ。「韓国語のニュアンスまではわからない」というようなことを言いたいような気もしますが、「日本語の語感がない」人が、外国語を理解するのは、そりゃ困難なことだろうと思わざるを得ません。

*1:このタイミングでこういう企画をやる「なかよし」の意図もよくわからないのですが、マンガ担当の原氏はいじめ問題に取り組んだ作品が多く、本作もそのテーマに沿っているので、そちらの面からの企画なのかもしれません。しかし3〜4年のスパンで入れ替わるなかよしっ子に、しょこたん知名度はどのぐらいあるのかなあ……。