産経抄、大儀である。他。

ごあいさつとおことわり。

　9月1日ってことは、このブログも6周年ですか。そんなにやってる実感はなかったんですが。これも閲覧やレスポンス等をしてくださる皆様のおかげと、あらためて感謝いたします。
　記念に（なんの記念だ）、今日のエントリから引用のスタイルを多少変えさせていただきます。従来は「引用文」と鍵括弧＋斜体で引用を表現していましたが、携帯電話の表示では区別が付かないのと、やはり日本語フォントの斜体は見づらいので、以後は《引用文》と二重山括弧＋常体で表現しますので、ご承知おきください。なお、段落単位の引用はインデント＋枠囲い（はてなダイアリーの機能による）、《引用文〔引用中の註釈〕》と角括弧で括ったものは引用者による註釈や省略の表示、“産経新聞の信頼性”と二重引用符で括ったものは注意を要する意味上の強調、などの使い方は従来どおりです。

以下、通常運転。

【産経抄】９月１日 - イザ！
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/434658/

　先輩記者が若き抄子に向けて、手垢のついた表現に注意したのは、そうした表現を使うことによって“なにかを言ったような気分になる”ことを戒めるためでしょう。一般記事でもそうでしょうが、ことにコラムに関しては、常にこうした自己満足を警戒しなければなりません。わかっていることとは思いますが。
　鳩山由紀夫氏が小沢一郎氏支援を「大義」と表現したことにさんざっぱら文句をつけています。《鳩山前首相は「応援するのが大儀だ」と小沢氏支持の意向》とか書いてたくせに、よく言いますね（証拠）*1。まあ、応援は大変だと思う鳩山氏の気持ちも、わからなくはありません。
　小沢氏が20年以上実力を保ちながら首相にならなかったのは、どう見てもそれを意図的に避けていたとしか思えません。そういう意味で今回、彼がどうするつもりなのかわたしは興味津々なのですか、特定のものごとをこれだけ回避し続けるのは、これも《剛腕》の証ではないでしょうか。鳩山氏を首相にしたのは有権者ですが、有権者の意志をあれだけ一つにまとめた手腕は、たしかに「剛腕」と呼ぶべきものでしょう。永田町の水面下でのあれこれに限らず、良い意味での世論誘導も、政治家の手腕としてはたいへん重要なものです。良いところは良いと評価せずに全否定を続けているようでは、読者になにも伝わりませんよ。

*1:昨日からThunderbird 3.1.2にしたら、ヘッダに日時が表示されなくなったんですが、なんか設定間違えてますかね？　全体に軽く＆安定したのはいいんですが。2010/08/26 09:11配信の記事で、配信時点ではこの見出しでした。今はさすがに修正されています。