黙然日記(廃墟)

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第22回参議院選挙についての意思表明。

 ネット選挙解禁がお流れになる中、明日は公示日というこのタイミングで、わたしの投票姿勢をここに示しておきます。選挙権を得てから、数えてみると過去十数回の国政選挙を経験してきましたが、すべて棄権していないというのが、わたしのひとつの自慢です。自慢するほどのことでもないのですが。地方選挙においても、基本的には棄権していません。ただ、だいぶ昔の市議会選挙か県議会選挙で、個人的に非常に忙しい時期で期日前投票も面倒だったのと、立候補者が共産党1名以外はすべて保守系無所属、当時はネットもなく個人の政策を調べるのもたいへんだったのであまり興味も持てず、棄権してしまったことはあります。残念。時間があって判断材料がないときには、歯止め役に期待して共産党候補に入れるようにしています(地方議会ではそのぐらいでちょうどいいと思います)。
 そしてもうひとつの自慢か、政権与党に投票したことがないという点です*1。……で、今回参院選はどうしたものかと、昨年の衆院選後からずっと考えているわけです。比例全国区に関しては保坂展人http://www.hosaka.gr.jp/ )が立候補したため、これは与党の社会民主党に投票することになるといったんは覚悟したのですが(笑)、直前になって社民党が連立解消・下野したことで、心おきなく投票できるようになりました。よかったやら悪かったやら。地元の地方区では、うーん。いちおう社民党候補も出てはいるのですが、これは本気で悩みます。民主党政権に批判もありますし、社民党の連立離脱は正しい判断だったと思いますし。しかし、あるていど非自民政権を続けてもらわなければならないという大きな判断もあるし、地元の民主党候補(の一人)は社民党候補よりは期待できそうな人物だし。これについては、たぶん投票用紙に向き合う瞬間まで悩むことになりそうです。
 地方区のことについてここであれこれ言ってもしかたないのですが、比例全国区については、保坂展人氏にわたしは投票しますし、他の方にも強く推薦いたします。もちろん、わたしの推薦なんざ無視していただいてもかまいませんが、投票先をどうしようかと迷っている方なら、合理的な判断として、少なくとも選択肢の一人に保坂氏を考えてみていただけませんか。マンガ・アニメ・ゲームなどおたくカルチャーを全面的に支持し、基本的人権のひとつである表現の自由を守るために、国政に欠かせない人材です。(同じ理由から、みんなの党比例全国区候補の後藤啓二氏への不支持を強く訴えますが、反対運動でピンポイントで全国区候補を落とすことは難しいんですよね。とにかく、規制派は数多かれ℃、後藤氏が政界入りしてしまうのは最悪に近いということを強調しておきます)。また、民主党政権が暴走しそうなとき、食い止められるのは、連立内野党あるいは建設的野党としての社民党であることも申し添えておきます。

*1:とずっと思っていたのですが、考えてみると1995年の参院選でどういう投票をしたのか、よく覚えていません。たぶん地方区・比例区とも当時の野党に入れたと思うのですが。1996年衆院選では、支持する地元議員が直前で新党に参加し下野したのでなんとか間に合いました。